こんにちは、
よぴまるです。
今日は、ドイツの作曲家フェリックス・メンデルスゾーン=バルトルディの213回目の誕生日です。
1809年2月3日ハンブルクに生まれ、1847年11月4日ライプツィヒに没しました。
享年38歳。
長くはない生涯でしたが、メンデルスゾーンの存在は、作曲家としてだけではなく音楽家、芸術家としてその功績は計り知れないものがあると思っています。
ただこんなことを言う僕も、以前には、メンデルスゾーンは裕福な家庭のおぼっちゃん作曲家程度としか思っていませんでした。
作品もヴァイオリン協奏曲やいくつの交響曲を聴いて内容的に薄いんじゃないかとまで思っていました。
しかし、まず作品に関しては、室内楽も聴くようになって、この人は本物かもしれないと思うようになりました。
そして決定的なのは、マタイ受難曲と出会ってからです。
僕は、30代の頃から、いつか「マタイ受難曲」を歌ってみたいと思っていました。
ただ、なかなか真剣には考えていなかったのでしょうか?
月日はどんどん過ぎ、定年も過ぎてしまいました。
そんな中、マタイ受難曲を歌える合唱団を探していると神奈川県の湘南にある合唱団で2019年7月に公演をやるという情報を得たのです。
公演の1年前でしたが、問い合わせて見学に行き、その練習風景をみて、すぐに入団を決めました。
2018年8月のことでした。
そしてバッハのマタイ受難曲を調べていくとメンデルスゾーンが出てくるのです。
メンデルスゾーンが20歳の時に100年ぶりにマタイ受難曲を復活させたのでした。
そこまで至るには大変な労力が必要だったと思いますが、彼はやり遂げ、聴衆も演奏者も感動に打ち震えたそうです。
だから、自分たちが21世紀の現代にマタイ受難曲を歌えるのは、メンデルスゾーンのお陰と言っても言い過ぎではありません。
それ以来、自分の中に変化が起き、メンデルスゾーンの聴き方が変わりました。
以下、僕の好きなメンデルスゾーンのCDを3点ご案内します。
ヴァイオリン協奏曲ホ短調
数多いヴァイオリン協奏曲の中で僕が好きなのは、チャイコフスキーとこのメンデルスゾーンの作品です。
チャイコフスキーのちょっとワイルドな雰囲気に対してメンデルスゾーンはロマンティックで繊細なイメージで、大好きです。
CDは、諏訪内晶子がアシュケナージ指揮チェコ・フィルと共演したものがお気に入り。僕の好きな2曲が収録されているのが嬉しい。
メンデルスゾーン&チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲 諏訪内晶子 ヴラディーミル・アシュケナージ チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
交響曲第3番「スコットランド」第4番「イタリア」
スコットランドは、クレンペラー、マーク、コンヴィチュニーという名演がひしめいていますが、イタリアとのカップリングを考えるとアバド&ロンドン響が気に入っています。
全集でもっていても損はないと思う。
劇不随音楽「真夏の夜の夢」
メンデルスゾーンというとこの人オットー・クレンペラーを忘れる忘れるわけには行きません。
あのいかめしい外見のどこからこんな美しく格調が高くしかもチャーミングな音楽が生まれるのか!まあ、当然顔で音楽を奏ですのではないですが、そのギャップに萌えますね。
メンデルスゾーン:劇付随音楽≪真夏の夜の夢≫(抜粋) オットー・クレンペラー
メンデルスゾーン:劇付随音楽《真夏の夜の夢》(抜粋)
演奏:オットー・クレンぺラー(指揮)フィルハーモニア管弦楽団
録音:1960年1月, 2月
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