こんにちは、
よぴまるです。
2020年は、1770年の生まれのベートーヴェンの生誕250年ということで、企画盤など多く発売されました。
またコンサートも世界で数多く開催される予定でしたが、新型コロナ禍により、中止や延期が余儀なくされてしまいました。
でも、こんなときこそベートーヴェンの音楽が必要かもしれません。
ベートーヴェンは、作曲家として致命的な耳の疾患を持ちながら、人びとに勇気と希望を与える音楽を続けました。
かと言ってベートーヴェンの音楽は、勇ましいだけではありません。
時には優しく、時には儚く、美しく、そして深い。
そんな多面的な音楽だから、世界の人びとから愛され続けられると思います。
ベートーヴェンの作曲したジャンルが多岐にわたりますが、生涯を通して作曲されたのが、9つの交響曲、16作の弦楽四重奏曲、32作のピアノソナタです。
その中でも特に交響曲は、師や先輩であるハイドン、モーツァルトの作品に比べ、数こそ少ないですが、個性的で革命的な作品生みだしました。
ベートーヴェン 交響曲全集 おすすめ
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だから、毎日1時間から2時間は、視聴する時間を作っています。
さて、本日、タワーレコード・オンラインのサイトで「ベートーヴェン 交響曲全集」で検索すると販売中のCDでは、なんと久石譲さんのCDがトップに出てくるのです。
えっ!すごい!とまず驚嘆の声を挙げました。
サイモン・ラトル、ロリン・マゼール、リッカルド・ムーティ盤を抑えてのトップです。
こりゃ、春の珍事!と言っては失礼ですが、なんか作曲家の副業的な仕事で、面白半分にベートーヴェンの交響曲を指揮しちゃいました、って感じで受け取っていましたが、これは大まじめな企画だったのです。
久石譲さんの経歴をみると決して突飛なものではないことが分かります。
久石さんという『風の谷のナウシカ』に代表されるような映画音楽の作曲家という印象があります。実際多くの作品を手掛けています。ただ、このバックボーンになっているのが幼少の頃からヴァイオリンを始め、また父親に連れられ映画館に通い、年間400本もの映画を4年間も観続けたそうです。
大学は国立音大で、20代の頃には、日本フィルにために多くの映画音楽をオーケストラ用に編曲しています。
だから、久石さんにとっては、ベートーヴェンの交響曲を指揮するのは特別なことではなかったと思います。
さて、正直僕はこのCDを全て聴いていません。第3番”英雄”のみ聴きました。
しかし、なんというか、まさに現代の作曲家感覚によるフレッシュでベートーヴェンへの敬意をベースに、アクセントなどに独自の個性を発揮しています。
一聴して、過去のしがらみに縛れたスタイルときれいさっぱりと拭い去ってくれた演奏です。
ぜひ、聴いてみてください。ベートーヴェンがより好きになる全集です。
久石譲 フューチャー・オーケストラ・クラシックス
久石 譲 (指揮)
フューチャー・オーケストラ・クラシックス
(旧ナガノ・チェンバー・オーケストラ)
録音:2016年7月~2018年7月 長野市芸術館メインホールにてライブ録音
ベートーヴェン:交響曲全集 久石譲 、 フューチャー・オーケストラ・クラシックス
久石譲が2016年より取り組んだベートーヴェン・ツィクルスは、かつてない現代的なアプローチが話題を集めました。作曲家ならではの視点で分析したベートーヴェンは、推進力と活力に溢れています。日本の若手トッププレーヤーが集結した「ナガノ・チェンバー・オーケストラ」は、2019年、久石譲とともに「フューチャー・オーケストラ・クラシックス」と名称新たに、世界へ発信するオーケストラとして再スタートを切ります。
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