こんにちは、
よぴまるです。
今年2021年は、オーストリアの作曲家ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)の生誕265年で没後230年です。
つまりその差、35年。
天才作曲家と言われますが、僅か35歳の人生でした。
しかし、亡くなってから200年以上経っていても、未だの世界中の人に愛されています。
クラシック音楽ファン50年の僕は、やはりモーツァルトの節目的な今年は、何か感じるものがあります。
さて、モーツァルトの代表曲ですが、これはたくさんあり過ぎて何から挙げていいか迷ってしまいます。
ある人は、交響曲を、ある人はピアノソナタ、ピアノ協奏曲、ある人は歌劇から、またが声楽曲、ミサ曲、そしてレクイエムとモーツァルト好き100人集まれば、代表曲と挙げる曲は、人それぞれだと思います。
では、僕は言えば、やはりまず交響曲、そしてピアノ協奏曲を挙げたいと思います。
モーツァルト 代表曲 交響曲
さて、モーツァルトの交響曲は何曲なのですか?
僕のような古くからのファンは、即41曲と答えますが、これは19世紀に刊行された「旧モーツァルト全集」に収められていた曲数で、100年以上経った現代では、その時に含まれなかった曲も交響曲として捉え、50曲以上はあるだろうという感じです。
研究者としても著名なホグウッドの交響曲全集では、確か50曲前後収録されていたと思います。
まあ、そういうことは学者に任せておきましょう。
そこで、今日はモーツァルト最後の3つの交響曲をご案内したいと思います。
最後の3つの交響曲とは、1988年、32歳の夏に完成された3つの交響曲です。ほぼ同時期に作曲されたようですが、全く性格が違う3曲を短期間で作曲するとは、さすが天才モーツァルトです。
この3曲とは、
第39番 変ホ長調
第40番 ト短調
第41番 ハ長調”ジュピター”
ただ性格は全く違うものですが、主題の動機、全体の構成法、和声法、個々の技法等では驚くべき類似を見せ、まさにモーツァルト作品の多様性と統一が集約された感があります。
さて、最後の3つの交響曲は、さすがに名曲だけにCDも多く出ています。
やはり個人的なおススメとしては、古いファンらしくワルターかベームですね。
近年は、往年の名指揮者の録音が、セットで出ていたりでお得な値段で買えるのが嬉しいです。
ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団
20世紀の前半を代表する名指揮者ブルーノ・ワルター(1976-1963)は、晩年近くレコード会社が専用のオーケストラを用意して多くのステレオ録音を遺しました。
それらは、秀逸な録音と共にワルターの遺産として長く聴かれています。
古楽器スタイルが定着した現在、古臭いという人もいますが、スタイルを超えた感動を伝えてくる録音です。
モーツァルト&ハイドン:交響曲集・管弦楽曲集 [5SACD Hybrid+CD]<完全生産限定盤>
カール・ベーム指揮ベルリンフィル
僕が、クラシック音楽を聴き始めた50年前は、モーツァルトと言えば、ワルターかベームのLPを選べば良かったのであまり迷いませんでした。
その中でもベームは、ベルリンフィルと当時の交響曲全集を録音していて大きなレコード店に奥にまさに宝物のように鎮座していました。
いつかあの全集を手に入れたいと思っていましたが、現在は、ベームが録音したベートーヴェン、シューベルト、ブラームスの交響曲全集と合わせても超お得な価格で出ています。
The Symphonies – Beethoven, Brahms, Mozart, Schubert
上記2つのセットは、モーツァルトの三大交響曲だけのものではないですが、モーツァルトはもちろん他の作曲家の作品を聴き込むには持っていて損はないセットです。
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