五木寛之 青年は荒野をめざす

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こんにちは、
よぴまるです。

誰にでも若き日に出会って影響を受けた本があると思います。

僕の場合は、五木寛之の『青年は荒野をめざす』でした。

五木さんは、今年で88歳になられますが、いまも本を書かれています。
現在は、小説家と言うより思想家としての活動が目立つようになったと思います。

そう言えば、現在の新型コロナウイルス禍での生き方のピントになるかもと、20年前に出版された『大河の一滴』が再び脚光を浴びています。

しかし、僕が高校生の頃は、五木さんもまだ40歳前後で、亡くなった野坂昭如さんなどと流行作家としてバリバリ仕事をされていました。

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この小説は、1967年に書かれた小説で、五木さん35歳の時作品でその体験がベースになっています。

20歳になったばかりの北淳一郎が、大学進学をあきらめてジャズ喫茶でトランペットを吹いて貯めたお金を持って、横浜からナホトカ行きのバイカル号に乗り込みます。

そしてその船上モスクワ、北欧、パリと旅を続け、音楽、酒、女性と体験を重ね成長していく物語です。

僕が、この小説を読んだのが高校2年生くらいだったと思います。

衝撃的でした。

その後、五木さんの『青春の門』はじめその著書を読み漁りました。

当時の僕は、5年生の国立高専に通っていました。高校から大学に行くよりもいち早く工業分野の専門知識を身に付けて世の中で活躍してもらおうとして設けられて作られた学校です。

たしか、各都道府県に一校ずつ設置されていました。

僕が在籍していたのが電気工学科。

しかし、僕は五木寛之の『青年は荒野をめざす』を読んだことで、こんな田舎町を飛び出したいと思うようになり、3年に高専を退学し、一年間浪人して五木さんと同じ大学に行くことが出来ました。

そして、それからまら10数年後に仕事ではありますが、モスクワに立つことが出来たのです。

もし、あの時、五木寛之の『青年は荒野をめざす』に出会わなかったら今とは違う人生を歩んでいたと思います。

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