こんにちは、
よぴまるです。
あと開催まで、2ヵ月と迫った東京オリンピックは、開催されるのかどうかわかりません。
ただ、今回の件は、今後のオリンピック開催に向けての教訓となればと思います。
ここでその問題を深掘りするつもりはありません。
しかし、1965年に公開された市川崑監督の『東京オリンピック』を観ると、現在開催が間近に迫っている東京オリンピックは、何か同じ名称ながら、全く違ったイベントではないか、とまで感じています。
この映画は、競技を通しての人間味あふれるドキュメンタリーです。
競技の勝負にこだわらず、競技に熱中しているアスリートの表情や動作をとらえることに集中しています。
この作品が出来上がると、日本のオリンピック関係者の一部から不満足な出来だといい、オリンピック担当大臣の河野一郎氏は改訂を求めたそうです。
彼らは、日本の選手が優勝して日の丸が高々と掲げられるシーンを多くの求めていたんだ。
結果だけを求める人間の浅ましさが見え隠れする。
市川崑監督は、これは記録映画というよりもむしろ芸術映画なのだと反論し基本方針を貫いたそうです。
その姿勢が、現在観ても感動する作品となっていると思います。
男子マラソンで国立競技場のイギリスのヒートリーに追い抜かれ、3位になった円谷選手。
表彰台でのやり遂げた感の漂う晴れ晴れとした表情が見た瞬間、思わず涙が溢れてしまいました。
数年後の悲劇を知っているからでしょうか。
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本ページの情報は2021年5月時点のものです。
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