こんにちは、
よぴまるです。
最近、もっとも興味を惹かれる指揮者の一人にディミトリ・ミトロプーロス(1896-1960)がいます。
亡くなって、もう60年以上経つし、名前自体は、かなり前から知っていてCDも何枚か持っていますが、たまたま11月2日の命日をきっかけに聴くようになったことと、その人生を改めて調べることで、何かその演奏以上に生き方にも惹きつけられるものを感じるのです。
以下、簡単にプロフィールです。
1896年3月1日生まれ、ギリシャ・アテネ出身の指揮者/ピアニスト/作曲家。アテネ音楽院でピアノを学び、その後ブリュッセル、ベルリンで楽典・作曲を学ぶ。1921~25年にベルリン国立歌劇場でエーリヒ・クライバーの助手を務めた後、ギリシャに帰国してアテネ響指揮者、アテネ音楽院教授ほかに就任。36年にボストン響を指揮して米デビュー。以後、米に定住し、ミネアポリス響、ニューヨーク・フィル、メトロポリタン歌劇場などで指揮者としてのポストを得る。新ウィーン楽派をはじめとする現代作品の推進者として知られ、作曲家としても多くの作品を残す。1960年、ミラノ・スカラ座でマーラー「交響曲第3番」のリハーサル中に急死。
ミトロプーロス ギリシャの哲人
ギリシャ出身の指揮者というと現在鬼才として人気の高いテオドール・クルレンツィス(1972年生まれ、アテネ出身)がいますが、僕の知識の中では、ミトロプーロスくらいしか思い浮かびません。
1950年代、何度か客演したウィーン・フィルの奏者たちから敬意を込めて「ギリシャの哲人」と呼ばれたそうです。
その風貌も何か哲学者的で思慮深そうだし、また非常に耳が良く、第2ヴァイオリンのプルトでミスがあった時もただちにそれを指摘して見せたそうです。
まだ驚くべき記憶力の持ち主でもあり、暗譜はもちろん、リハーサル前夜にオケメンバーの名簿を取り寄せ、それを暗記してリハーサルでも名前で呼ぶなどして信頼関係を築いたという逸話もあります。
ミトロプーロス コンプリート・RCA&コロンビア・アルバム・コレクション
【タワーレコード】コンプリート・RCA&コロンビア・アルバム・コレクション
【HMV】ディミトリ・ミトロプーロス/コンプリート・RCA&コロンビア・アルバム・コレクション(69CD)
「ギリシャの哲人」と称され、空前の音楽的豊穣をミネアポリス響とニューヨーク・フィルにもたらした伝説の名指揮者、ディミトリ・ミトロプーロスの全貌を世界で初めて69枚のCDに完全復刻。
資料満載の充実のハードカバーブック付き。
ミトロプーロス生誕125+1年記念リリース。
ミトロプーロス ニューヨーク・フィル・ステレオ・セッションズ1957-1958
【タワーレコード】ミトロプーロス/ニューヨーク・フィル・ステレオ・セッションズ1957-1958 (2021年 DSDリマスター)
【HMV】ディミトリ・ミトロプーロス&ニューヨーク・フィル/ステレオ・セッションズ 1957~1958
【タワーレコード】ミトロプーロス/ニューヨーク・フィル・ステレオ・セッションズ1957-1958 (2021年 DSDリマスター)
【HMV】ディミトリ・ミトロプーロス&ニューヨーク・フィル/ステレオ・セッションズ 1957~1958
ワルターとバーンスタインの間を繋ぐニューヨーク・フィルのミッシング・リンク~「ギリシャの哲人」ミトロプーロス生誕125年記念リリース。
ギリシャ出身の指揮者として20世紀中盤にその名を世界に轟かせたディミトリ・ミトロプーロス(1896-1960)。その生誕125年を記念して、ミトロプーロスが1957~58年にニューヨーク・フィルと残したオーケストラ作品のステレオ録音(オリジナルLPにして5枚分)をSA-CDハイブリッド盤3枚に集成。
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ディミトリス・ミトロプーロスの芸術
【タワーレコード】ディミトリス・ミトロプーロスの芸術~ライブレコーディングス with ニューヨーク・フィルハーモニック
【HMV】ディミトリ・ミトロプーロスの芸術~ライヴ・レコーディングス・ウィズ・ニューヨーク・フィルハーモニック(19CD)
ヒストリカル系レーベル、スクリベンダムから往年のギリシャ人指揮者ミトロプーロスのニューヨーク・フィル・ライヴ録音ボックスが登場。マーラーの交響曲第1番、第3番、第5番、第6番、第9番、第10番、ストラヴィンスキー「火の鳥」、ベートーヴェン「英雄」(2種)と第1番、第8番、R.シュトラウス「アルプス交響曲」、「家庭交響曲」、「ドン・ファン」、「死と変容」、「影の無い女」交響的幻想曲、ダンディ「ヴァレンシュタイン」、ヒンデミット「世界の調和」、そしてヴェーベルン「パッサカリア」など実演のミトロプーロスの魅力を伝える録音が多数収録されています。
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