こんにちは、
よぴまるです。
タワーレコードでは、今月15日から来月末まで、フランスのヒストリカル名門レーベルTAHRAの在庫セールを行っています。
レーベルのプロデューサーであるルネ・トレミーヌ氏の逝去に伴い事実上閉業しているためで、タワーレコード・オンラインでは、フランス・オリジナルCDの最終在庫を40%オフにて案内いたします。
現品限りなので、残り数量が僅かなタイトルもあるのでお早目にお求めください。
先日のクナッパーツブッシュのCD紹介に続き、今回は、フルトヴェングラーのベートーヴェンの交響曲中心にご案内します。
フルトヴェングラーのベートーヴェン TAHRAレーベル
フルトヴェングラー初出の運命
(1)ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調Op.67
(2)ヘンデル:コンチェルト・グロッソHWV323
(3)モーツァルト:交響曲第40番ト短調K550
(4)シューベルト:「ロザムンデ」より
(5)ラヴェル:優雅で感傷的なワルツ(リハーサル&全曲)
※インタビュー2本収録(ブックレットに英訳つき)
フルトヴェングラー(指揮)
(1)(2)(5)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(3)(4)ウィーン・フィル
(1)(2)1939年9月13日ベルリン(ドイツ帝国放送音源)
(3)(4)1944年6月13日(ドイツ帝国放送音源)
(5)1953年4月(ベルリンRIAS放送音源)
「運命」は、2年前の1937年のスタジオ録音と酷似しています。ただこの39年盤は、一回限りの放送録音ということで気迫が感じられます。
なお、掘り出し物の名演が、モーツァルトの交響曲第40番。
むしろフルトヴェングラーがウィーンフィルに任せている感が功を奏して、弦の麗しく甘美な響きが最高。
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(1)ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
(2)同第2楽章冒頭の再録音
フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(1)1947年11月10~12,17日ウィーン楽友協会台ホール(HMV音源)
(2)1949年2月15日ウィーン楽友協会ブラームスザール(HMV音源)
ベートーヴェン: 交響曲第3番「英雄」、第2楽章冒頭の再録音
フルトヴェングラーの数多い「英雄」の中でもっとも理性的な演奏と思う。
第二楽章の再録音は、当時のレコード・プレイヤー事情によるもの。フルトヴェングラーに取っては、気の乗らない仕事だったと思う。
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ベートーヴェン:
1. 交響曲 第6番「田園」
2. 交響曲 第5番「運命」
フルトヴェングラー(指揮)
ベルリンPO
1947年5月25日 ティタニア・パラスト
フルトヴェングラー戦後ベルリンフィル復帰、初日のベルリンRIAS録音。
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ベートーヴェン:交響曲 第3番「英雄」
フルトヴェングラー(指揮)
ベルリンPO
1952年12月8日 ベルリン ティタニア・パラスト
ベルリンRIAS録音
三日間連続で行われたベルリン・フィル定期演奏会の二日目の演奏。
数多いフルトヴェングラーの「英雄」の録音としてはベストではないが、貴重な記録としての価値は高い。
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ベートーヴェン:交響曲 第9番「合唱付き」
フルトヴェングラー(指揮)
ウィーンPO
ヒルデ・ギューデン(Sp)、ロゼッテ・アンダイ(A)
ユリウス・パツァーク(Tn)、アルフレード・ペル(Bs)
1952年2月3日 ウィーン・ムジークフェラインザール
ORF録音
演奏自体は、51年のバイロイト盤を凌ぐとも言われている。ただ、録音が良くないので、フィルターを持ったマニア向けとも言える。
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ベートーヴェン:交響曲 第3番「英雄」
【演奏】
フルトヴェングラー(指揮)
ウィーンPO
【録音】
1952年11月30日 ウィーン・ムジークフェラインザール
ORF録音
直前のスタジオ録音後のライブ録音。完成度の高い演奏で第一楽章の感銘が高く、第二楽章も気持ちのこもった演奏。
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