こんにちは、
よぴまるです。
ダイヤモンドは、宝石の中でも査定しやすい宝石です。
なぜなら、グレードの表示が国際基準であるからです。
米国宝石学会(GIA)の定める基準で、グレーディングするからです。
ダイヤモンドは、4C(カラー(color)、クラリティ(Clarity)、カット(Cut)、カラット(Carat))という基準があるので、その4Cで表示されたグレードが査定の判断となります。
ただ、国際基準と言っても査定するのは人間なので、そこで多少の立場による微妙な判定が発生します。
それは何かというと、
売る立場と買う立場での違いです。
日本には、民間の宝石鑑別機関(宝石鑑別協議会 略AGL)があります。
ここには、業界の中心になる鑑別機関が加盟して、中立で公正な宝石の鑑別を行っています。
例えば、AGLに加盟している宝石鑑別機関のダイヤモンドのグレーディング・レポートを持って行っても多分査定する担当者は、レポートは参考にしますが、必ず自分でチェックします。
さて、僕もダイヤモンド業界に20年ほど在籍していました。
その期間、海外買い付けも60回ほど行きました。
海外でのダイヤモンドディーラーや工場に行って買い付けるときは、全て自分の目で一個一個チェックします。
1日に、ポインターと言われる、0.20ct以上のダイヤモンドを何百個と見ることもあります。
自社で買取、在庫となり、日本の宝飾メーカーなどにジュエリーの素材として販売するので、厳しくチェックします。
そして国内で販売する時は、その輝きやカットの良さなどをアピールして販売します。
つまり、もしあなたがダイヤモンドを買い取ってもらいたいと考えるなら、多少厳しく査定されることを念頭に置いておいた方がいいです。
そんなとき、AGLに加盟している鑑別機関のグレーディングレポートがあると、心強いですね。
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