こんにちは、
よぴまるです。
昨年の12月20日にこんな記事を書いています。
↓
ベートーヴェン事典 欲しい
この本へ、単行本サイズで、ベートーヴェンの情報が、800ページ近い膨大な情報が網羅されている事典です。
ベートーヴェンの全作品を解説した初めての事典で、ベートーヴェン研究と作品のすべてがこの一冊に盛り込まれています。
ベートーヴェン事典 買えない
もう少し詳しく書くと、
1、最新研究に基づく作品成立事情と初演・初版データ
2、ジャンル論+全主要作品と編曲作品等の精緻な分析解説
3、ベートーヴェンの人間像を浮かび上がらせる豊かなコラム
4、文献解題は19世紀から現代までの主要研究を網羅
5、詳細年譜、関連人名事典、Op.,WoO,Hess目録番号対照表付
というベートーヴェン研究の集大成の本です。
多分一生掛かって読み切れるかという本です。
ところが、こんな素晴らしい本なのになんと現在発売されていません。
1999年8月30日に初版が、東京書籍から発行されました。
僕がこの本の存在を知ったのは一昨年の秋ごろのことで、横浜市の都筑図書館ででした。
しかし、この本は貸出不可で、図書館に行かないと読めません。
定価が8,580円(税込)なので、では買うか、と思ったら、これが入手困難なのです。しかもあったとしても中古本なのに定価よりもはるかに高い値段で出品されていました。
過去のレビューを見ると定価で買えればラッキーで、しかも値段はどんどん高くなる傾向でした。
僕は、半分諦めかけ、図書館に行けば閲覧できるし、まあ、いいか、という気持ちになりました。
しかし、その後の新型コロナ禍で、図書館に行くのもままならない日々。
ベートーヴェン事典 探し求めて
そして、ほぼ2~3日に一回は、Amazonなどネットでチェックする日々。
大体、Amazonでの出品はあるのですが、最低でも2万円以上。
どんな欲しくても、2万円は出せない。
でも、その内定価の1.5倍までは出そうと決めて、出品をチェックすること約1年間。
年が明けた1週間ほど前、Amazonで12,500円(税込)+配送料で出品されているのを発見して、即買いしました。もう1冊、数百円高い値段で出ていましたが、いま見るともうすでになく、現時点での出品は、再び2万円以上です。
本当にラッキーでした。
そしてこの「ベートーヴェン事典」と合わせて、ナクソスから出ていた「ベートーヴェン作品全集」を合わせて持てば、もうベートーヴェン博士になれます。
しかし、これも現在廃盤のようで、僕は一昨年末にリリースされて間もない頃、1万円ほどで購入したのが、現在はAmazonでも17,800円と価格で出品されています。
とにかくベートーヴェン大好きな僕にとって、「ベートーヴェン事典」とナクソスの「ベートーヴェン作品全集」が、リーズナブルな価格で手に入ったのはラッキーでした。
最後に
中古本や中古LPやCDは、出会った時に買え!が鉄則です。
特に廃版、廃盤になった本やCDは、その機会を逃すといつ出会えるかわかりません。もしかして、もう出会えないかもしれません。
実は、僕はあるLPレコードに関して苦い思い出があります。
それは高校生の時に大切にしていた、イギリスのフォークシンガー、ドノヴァンの日本公演のLPでした。しかし、大学生の時にお金に困って手放してしまったのです。
しかもその日本公演盤は、レア盤でCD化もされず、入手できないものになりました。手放してから数年後のある日、中古店で1万円の値が付いているその盤を見つけたのですが、その時は金額に圧倒されて買いませんでした。
結局、未だに出会えていません。
だから、出会ったが吉日なんですよ。人の出会いもそうで、次はないのです。
コメント