こんにちは、
よぴまるです。
僕は、大学を出てから新卒で入社した会社に定年まで勤め、その後の再雇用での勤務で37年6ヵ月も同じ会社に勤めました。
勤めていた会社が、ジュエリーを扱っている会社で、僕はダイヤモンドの輸入卸の部門に20年間在籍していました。
米国宝石学会の宝石鑑定士の資格も持っていて、ダイヤモンドについては詳しいです。
さて、今日はダイヤモンドに関するいくつかの誤解について書きたいと思います。
ダイヤモンドの資産価値
ダイヤモンドの資産価値については、あまり期待しない方が良いと思います。
ただ、ダイヤモンドでも希少価値のある大粒ダイヤと言われる1カラット以上でカラー、クラリティー、カットなどダイヤモンドの価値を決める4Cでそれなりのグレードを有している商品なら、多少の資産価値はあると思います。
ただ、小売り段階で、100万円で購入した商品がせいぜい購入価格の10%~15%程度と思われます。
それは、つまり資産商品としてよりも転売したり、リニューアルとしたりして販売するためのコストを考えられるからです。
だから僕が勤めていた会社では、買取はお断りしていました。
ダイヤモンド 4Cの価値
ダイヤモンドの価値は、4C(カラー、クラリティ、カット、カラット)という基準で設定されます。だから無色無キズに拘ると大きさが小さくなるだけです。
これもよく誤解されるのですが、ヤフー知恵袋なので、婚約指輪用でAというダイヤモンドとBというダイヤモンドのどちらが価値があって、おすすめですか?的な質問がありますが、これは悩まなくて良いです。
もし予算30万円なら、僕なら出来るだけ大きく輝きのあるダイヤモンドを選んでください、と提案します。
婚約指輪用で用意されているダイヤモンドなら、特別クラリティー(キズの有無)やカラーの低いものはないと思うので、無色透明なものに固執するより出来るだけ大きなダイヤモンドを贈った方が、見た目も華やかです。
具体的な例を挙げると、30万円で、0.25ctD VVS1 EXTよりも0.40ct G VS2 VGのものがったら、僕なら0.40ctの方をすすめます。
同じ30万円で購入できるので価値は同じと考えてください。
まとめ
ダイヤモンドの命は輝きです。それなら同じ予算なら少しでも大きなダイヤモンドの方がいいと思います。
こんなことを30年言い続けていますが、多少は選択肢は広がりましたが、未だに無色無キズ(Dカラー、VVSクラス)に拘る方が多いのは残念です。
これは小売り側の問題も大いにあると思います。
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