こんにちは、
よぴまるです。
エドワード・エルガーは、近代イギリス音楽の始祖とまで言われる作曲家。
1957年6月2日生まれで、1934年2月23日に死去。
そっか、一昨日命日だったんだ。
さて、後半生はイギリス国民から尊敬を集めた作曲家ですが、作曲と演奏はほとんど独学で、30歳過ぎまではローカルな音楽家でしかありませんでんした。
エルガーは、専門的な音楽教育を受けませんでしたが、父親は小さな楽器店を経営し、教会でオルガニストを務める音楽家でした。
ただ経済的に息子に音楽を学ばせるだけの余裕はなかったようです。
しかし、エルガーはそんな血筋は受け継いだようで、地元の音楽教師にヴァイオリンの習った以外は、正規の音楽教育は受けませんでした。
それでも10代から地元の教会でオルガンを弾いたり、オーケストラの指揮やクラブなどで楽器を弾いたりと音楽で生計を立てていたのです。
そしてそんな生活を送りながら作曲家を目指していたそうです。
エルガー 運命の出会い
そんなエルガーに転機が訪れたのは29歳の時でした。
ピアノの弟子だったキャロライン・アリス・ロバーツとの出会いです。
彼女は、エルガーより8歳年上でしたが、教養のなる知的な女性で、二人は惹かれ合い、周囲の反対を押し切って結婚しました。
エルガーが32歳の時で、アリスも無名だったエルガーの才能を信じ、励ましていき心の支えになって行きました。
そんなアリスにエルガーは感謝し、彼女のための多くの作品を作りました。
そんな曲で良く知られているのが『愛の挨拶』です。
ヴァイオリンとピアノの小曲ですが、そのメロディーを聴くだけで二人のいい関係が伺えます。
僕は千住真理子さんのヴァイオリンでいつも聴いています。
さて、エルガーですが、そんなアリスの存在がモチベーションとなっていましたので、1920年に彼女が死去すると一気に創作意欲が薄れてしまいました。
アリスの死後は僅かな作品を残しただけで、交響曲第3番などの大作も未完で終わっています。
そして1934年2月23日に76歳でアリスのもとに旅立ったのでした。
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