ゴジラの逆襲は秀作

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こんにちは、
よぴまるです。

昨日、U-NEXTの動画配信で、『ゴジラの逆襲』を観ました。

この映画は、前年54年に公開され、大ヒットとなった『ゴジラ』に続いて急遽製作された作品で、どれだけ急だったかというと、『ゴジラ』第一作が、54年11月公開で、この『ゴジラの逆襲』は、なんと翌年の4月24日に公開されているのです。

当初、その急造による安直さが、僕には作品としての価値を落とさせているように感じました。

『ゴジラの逆襲』(1955年)
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しかし、今回改めて観てみると随所になかなかぐっと来るところがあるのです。
ハッキリ言って、『ゴジラの逆襲』は秀作です。

ゴジラの逆襲 あらすじ

魚群探査機に乗るパイロットの月岡(小泉博)と小林(千秋実)の二人。
この二人は仲が良い同僚だが、ある日千秋実の飛行機が故障で太平洋上の岩戸島に不時着。

その報告を受け、小泉は、千秋の救助に向かう。

そしてその島で観たのが、死んだと思っていたゴジラともう一匹別の怪獣の闘い。

この設定が、安直。

大阪からそんなに遠くない領海内の無人島に、ゴジラともう一匹の怪獣がいるという設定自体、あまりにも安直。

そしてその二匹は、戦いながら海に落ちてしまう。

無事、帰還した小泉と千秋は、怪獣の目撃を報告。

さすがに去年、ゴジラにより大きな被害を受けただけに、誰もがすぐ信じて、前回登場した山根博士(志村喬)が再び表われ、もう一匹の怪獣は、アンキロサウルスに似ているのでアンギラスと命名される。

そして、この2匹が闘いの中で海に落ちたと思ったら、なんと大阪にやって来るのです。そして大阪で大乱闘。

しかもゴジラは、明りのあるところに導かれるということで、照明弾で沖を照らし、一旦は沖への誘導に成功するが、犯罪人を乗せる護送車が、その犯罪人たちに乗っ取られ、警察との追いかけっこで、沿岸のコンビナートに突っ込んでしまう。

その衝突で起きた火災で、ゴジラは沿岸に再びやって来るのです。

そして大阪に上陸。

前後してアンギラスも上陸。二匹は闘いだし、大阪の街はめちゃくちゃに。
結局、ゴジラが勝利し、再び海へ。

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月岡や小林が所属する水産会社も大きな被害を受け、彼らは北海道の支社で働くことになる。

そうするとゴジラは、なんと北海道の海に現れたのです。

そして雪と氷の覆われた無人島に上陸。

この設定も都合よすぎ

ゴジラの逆襲 みどころ

この作品については、なんでも安直、安直を書いてしまいましたが、この映画の見どころは2つ。

ひとつは、ゴジラ対アンギラスの大阪を舞台にした闘い。
意外と俊敏に動きまわる戦いぶりに興奮します。

もう一つは、月岡は、水産会社の社長令嬢(若山セツ子)の婚約者という設定だが、同僚の小林は独身で北海道で相手を見つけると大見えを張る。

結局、小林は彼女を見つけて、やはり仕事に来ていた社長令嬢に女性の好きなものを聞いたりしている。そしてわざとかそれてもうっかりか、彼女と思しき女性の写真を挟んだ手帳を置いて行ってしまう。

このあと、小林の乗る飛行機が、ゴジラに接近しすぎ、ゴジラの白熱光に撃墜されてしまう。
その最期を知り、若山セツ子が、小林の手帳と女性の写真を並べて冥福を祈るシーン。

でも、結局この小林の撃墜が、ゴジラを氷攻めにしようという案になり、旧日本海軍の航空防衛隊員との攻防が始まるのです。

そして、この最後のシーンが、以降のゴジラが続くことになる伏線になったのです。

そう言う意味で、短期間で安直に作られたと考えるのは誤りで、ゴジラ映画が、60年以上続いた原点となる秀作だと僕は、考え直しました。

『ゴジラの逆襲』(1955年)

『ゴジラの逆襲』(1955年)

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本ページの情報は2020年10月時点のものです。
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